PCCSオンラインセミナー「第1回:eスポーツ業界の現状と、ビジネスの可能性と未来戦略」より①

2025.05.30

PCCSオンラインセミナー「第1回:eスポーツ業界の現状と、ビジネスの可能性と未来戦略」より①

4/23(水)、PCCS初のオンラインセミナーを開催いたしました。
今回は、PCCS第1回オンラインセミナーから抜粋し、
「盛り上がるeスポーツの人気」について載せていきます。

 

~日本のeスポーツ市場について~
3月末に発表された最新の日本eスポーツ白書2024(https://jesu.or.jp/contents/news/news-250331/)によると、
2022年に日本市場はコロナ禍明けのオフライン解禁を経て大きく伸びたそう。
その傾向を受け継いで、市場成長を重ねている様子がうかがえます。
さらに2025年に向けて市場規模は200億円に迫る勢いであるとも推定されています。

 

 

日本独自の文化やプレイスタイルを活かしながら、確実に成長を続けていると感じます。
最新のデータでは、国内市場規模は170億円以上、前年比117%の成長が見込まれています。
このように、日本国内ではeスポーツが今後ますます注目されています。

 

PCCSとしても感じているのは、
eスポーツ元年とよばれる2018年から盛り上がりを見せ、施設もでき始めて企業や団体の参入が増える中、コロナ禍で撤退も相次ぎました。
それでもプレイヤーの増加は止まらず、コロナ禍が収束し人々の外出が増えるとイベントや施設の利用、オフライン交流がますます増えたと思います。

 

~世界のeスポーツ市場について~
2022年に18.8億ドル(2650億円)となり、2030年までに年平均26.8%の成長が見込まれています。
ライブ配信やスポンサー収益、eスポーツ教育、無料プレイ型ゲームの普及が主な成長要因です。
国内と同じく新型コロナにより大会はオンライン化し、視聴者が急増。
米国やアジアを中心に投資も活発化し、特に北米と中国・韓国が主要市場として発展をリードしています。

 

 

~ファン数の増加について~
現在、日本国内のeスポーツファンは、およそ900万人にのぼっています。​
こちらも前年と比べて約110%の増加と、大きな伸びを見せています。​
特に若年層を中心に支持を集めており、eスポーツ選手を観て楽しむ層やプロに憧れる若者も増えてきました。​
eスポーツの魅力は、誰でも挑戦できる平等な競技性、戦略的なチーム戦の面白さ、そして成長産業としての将来性が魅力です。
障がいがある方でも様々な方法で健常者と戦うことができるゲームもありますし、埼玉県では足で操作するゲームの体験会をショッピングセンターで開催するなど、ダイバーシティでゲームは活用できていると実感しています。

 

 

次回はeスポーツの成長しているビジネスの側面について載せていきます。