2025.01.24
前回までは、企業がeスポーツに取り組むことによる学生へのアピールできるポイントをご紹介いたしました。
今回からは、その中からSDGsに注目しご紹介していきます。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、
国際連合(UN)によって策定された、2030年までに達成すべき17のグローバルな目標で
地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
eスポーツとは一見関連性が薄いように思えるかもしれませんが、実はいくつかの点で結びつきがあり、
eスポーツを通じてSDGsを推進することが可能です。
本日はこちら、SDGs3「すべての人に健康と福祉を」とeスポーツについてです。
SDGs3「すべての人に健康と福祉を」
これは、全ての人々が健康的な生活を送り、福祉が向上することを目指す目標です。
eスポーツは、対戦型のゲームであり、プレイヤーが戦略的思考、集中力、チームワークを発揮する場です。
このような活動は、認知機能や問題解決能力を高めるだけでなく、精神的な健康を保つためにも有益です。
特に、eスポーツはゲームを通じてプレイヤー同士がコミュニケーションを取ることができ、孤独になりがちな障がい者や高齢者の皆様に対し、より多くの社会的なつながりの場を提供します。
多様な背景を持つ人々が交流し、コミュニケーションを取る機会となりますのでeスポーツは参加しやすい活動の1つとなります。
eスポーツをプレイする際の身体的な健康管理も重要で、長時間にわたるプレイが体に悪影響を及ぼす可能性があるため、選手には適切な運動や休憩を取り入れることが推奨されています。
最近では、ゲームとフィットネスを組み合わせた「ゲーミングフィットネス」のようなアプローチも広がり、健康的なライフスタイルを促進する動きが強化されています。
次回はSDGs4「質の高い教育をみんなに」とeスポーツの関連についてご紹介いたします。