2025.12.03
教育現場における「eスポーツ施設」への関心が、いま全国の大学で高まっています。
授業活用から課外活動、地域交流イベントまで──その活用の幅は年々広がりを見せています。
PCCSでは、そうした教育機関のニーズに応える形で、
企画・設計・施工を一貫して手掛けるeスポーツ施設づくりを進めてきました。
本記事では、その最新事例となる千葉県東金市の『異空間eスポーツアリーナ』の誕生までを、
導入前の相談段階から完成に至るまでのプロセスとともにご紹介します。

「約3,4年のコロナ禍で部活動が縮小し、先輩から後輩への引継ぎが出来ない」
「地域住民や高校生、在学生が気軽に集まり、実践的に学べるeスポーツ空間をつくりたい」──
しかし、既存教室のままでは照明や電源容量、ネットワーク構成などの面で課題が多く、
どこから着手すればよいか分からないという状況でした。

学生が集まる場所+教育的な活用を前提にするためには、
といった複数の条件を同時に満たす必要がありました。

PCCSでは、こうした課題を一つずつ整理しながら、
「教育」「体験」「デザイン」を融合した空間づくりという方向性を見出しました。
ここから、“異空間”というコンセプトが生まれることになります。

施設のテーマとして掲げたのが、「異空間」というコンセプトでした。

ただゲームをプレイするだけの場所ではなく、
教育・交流・体験が一体となる“もうひとつの学びの舞台”を目指しました。

PCCSでは、教室という既存の枠を超えた発想で、
を組み合わせた、総合的なプランを提案しました。

さらに、導入コストを抑えながらも高品質な環境を実現するため、
PCCSが保有するeスポーツ機器・PCのノウハウを最大限に活かしました。

提案段階から教職員の方々との意見交換を重ね、
「学生たちが思わず集まりたくなる場所にしたい」という想いを共有。
こうして、“異空間eスポーツアリーナ”の設計が具体化していきました。
ご提案を正式に採択いただき、PCCSによる現地施工がスタートしました。

本プロジェクトでは、設計・電気・内装・通信・配信設備といった、
すべての工程を一貫サポートさせていただきました。

現場では照明の光量やLEDパネルの色味、壁面素材の質感に至るまで、
城西国際大学様と何度もご相談・調整を重ねながら“異空間”の世界観をつくり上げていきました。

「ここ、本当に大学の教室ですか?」
「すごい……ゲームの世界みたい!」
そんな声が自然とあがり、教職員の方々も完成を心待ちにされていました。
そして完成当日。
照明が灯り、モニターが一斉に起動した瞬間、
そこにはまさに異空間と呼ぶにふさわしいeスポーツルームが誕生していました。

施設完成後、最も印象的だったのは教職員や学生の皆さんの反応でした。
多くの方が空間に足を踏み入れた瞬間に驚きの声を上げ、
「まるで異空間のようだ」と笑顔を見せてくださいました。
その場にいた多くの方に今後の活用について期待の声を頂きました。

現在、授業や体験イベントへの活用に向けた準備が進んでおり、
eスポーツを通じた新しい教育・交流の場として、
大学関係者の間でも関心を寄せて頂いております。
「学生が自然と集まり、学びと体験が交わる空間を。」
PCCSは引き続き、教育×eスポーツの新しい形を全国へ広げていきます。
お問合せは「ブログを見た」と言っていただければスムーズです。
こちらからお気軽にお問合せ下さい。
https://www.pccs.co.jp/contact/
あなたのキャンパスにも、次の“異空間”を──。
第一営業部 小倉